同棲していた彼と復縁
ここでは、実際に復縁に成功した例についてお話します。復縁エピソードというのは、世の中に多数ありますが、どれひとつ同じものはありません。
二人の年齢、職業、考え方、環境、出会ったきっかけなどカップルによって違いますよね。復縁も同じで、どんな人にも当てはまるものではありませんが、実際にこういった成功例もあるんだということで参考にしてみて下さい。
同棲していた彼から別れを告げられる
ある日、A子さん(28歳)は同棲していたB男さんから別れを告げられます。きっかけはささいな喧嘩でした。
いつものように朝起きると、寝ているB男さんを起こします。するとB男さんが、
「まだ6時じゃないか、7時に起きても会社に間に合うんだから、あと1時間寝かせてくれよ」
と言います。ですが、早起きが得意なA子さん、
「何言ってるの?早起きした方がいいに決まってるじゃない。朝ごはんもゆっくり食べられるし、時間にゆとりをもって出勤できるでしょ?」
と反論。それをきっかけにB男さんと軽い口論になり、機嫌を損ねたB男さんは、
「もういい、出ていく!別れるからな」
と言って出て行ってしまったのだそうです。ささいなことでケンカになり、別れ話にまで発展してしまいました。
「どうせすぐ戻ってくるでしょ」と高をくくっていたのですが何日も戻ってこない日が続き、本当に別れたんだと気づかされたのは数日たってからのことでした。
連絡しても返事が来ない日々
彼のことを思って早めに起こしてあげただけなのに・・・そんな風に思っていたA子さん。B男さんに連絡するも、Lineも既読にならず、電話も出ません。
何回も、何日も連絡を取ろうとしているのに、一向に返事しようとしないB男さん。A子さんは我慢できずに、とうとうB男さんの会社に連絡したり、会社帰りを狙って待ち伏せするようになります。
するとB男さんは、ますますA子さんを避けるようになり、連絡不通となったまま別れてしまうことになったのです。
浮気を疑ったものの・・・
それまで献身的にB男さんの身の回りや食事なども管理をしていたA子さん。ささいなことがきっかけで別れることになり、訳がわからなくなっていました。
A子さんの頭の中は、こんな気持ちでいっぱいでした。そして、いきなり別れを告げるなんて、他の女ができたに違いないと疑うようになります。
ですが、いくら彼のことを調べてみても、他の女性がいることは確認できませんでした。
別の女性の影はもちろん、噂話すら出てきません。では、一体なぜB男さんはA子さんに別れを告げたのでしょうか・・・?
別れた原因は自分にあった
よくよく話を聞いてみると、実はA子さん、かなり思い込みが激しいタイプでした。自分が正しいと思ったことはすぐ行動に移す。そして、こうだと決めたことは貫き通すタイプだったのです。
そのため、彼との生活にもここはこうだ、そこはああした方がいいなどと、何かにつけて首を突っ込み、ささいなことで何回も軽く衝突していたんだそうです。
- 早起きは体に良い
- 余裕をもって会社に行ける
- 朝ごはんをゆっくり食べられるから健康的
別れた直前に口論になったきっかけだって、別に間違ったことを言ってはいませんよね。A子さんからすれば、「自分は間違っていない」と思い込んでいましたし、それをB男さんに勧めるのも間違ったことではないと信じていました。
ですが、B男さんからすれば、そんな細かいことまで管理されたくない。早起きするのもたしかに大事だけど、一時間でも多く眠っていたかったわけです。
自分の価値観をB男さんに押し付けてしまったんですね。B男さんの為を思い、良かれと思ってやったことが結果的に、彼を束縛してしまっていたのです。
いくら良いことだと思っていても、他の人からすれば、「自分には違う」ことだってあるのです。自分は間違っていないという思い込みが、別れた原因は自分ではないと気付きにくくもしていました。
自分に対する考えを改める
A子さんの場合、復縁するには、自分に対する考え・思い込みを改めさせる必要があります。自分と違う価値観をもっていても、頭ごなしに否定しないこと。
人は人それぞれのペースで生きています。同棲するようになると、お互いの細かな生活スタイルの食い違いがでてくるようになります。
自分は間違っていないからといって相手を否定するのではなく、相手の考えも尊重すること。相手もまた正しい考えを持っているんだということを認めること。
生活スタイルを細かく管理して嬉しい人もいれば、そうでない人もいるんだということ。
一緒に生活するうえで守るルールや妥協しなければいけない点など線引きして、ストレスなく過ごせるようにすることが大事だと説明します。
ここは、それまで生きてきた考えや価値観など、自分への見方を変える必要が出てきますので、人によってはちょっと時間がかかるかもしれません。
再会をきっかけに復縁
さて、考えを改めたからといっても、それがB男さんに伝わるようにしなければいけません。どうしても、出会うきっかけが必要になります。
ですが、その前にしつこく連絡したり、会社で待ち伏せなんかもしたりしたため、かなり警戒されているんですね。そのため警戒心を解くのには、しばらくの間、連絡をしない必要があります。
しばらく期間をあけて徐々に警戒心や別れ際の嫌な感情が薄まるようになれば良いです。
ただし、誰もが期間をあければ気持ちがフラットになるわけではありません。ある程度の期間をあけても会ってくれそうになければ、こちらから仕掛ける必要が出てきます。
そこで、A子さんは「同棲していたときの荷物を取りに来て欲しい」という口実で、なんとかB男さんと会う約束をするのに成功します。
そして、B男さんに再会したら、事前に入念に練習してきたように振舞って以前のA子さんとは違うんだというのをわかってもらいます。
もちろん、その場ですぐに復縁できれば良いですが、そんな簡単にうまくはいきません。以前とはちょっと違うかもと、少しでも警戒心が溶けるようになれば成功です。
結果的に、そこですぐには復縁できませんでしたが、それを境に、また今度二人で会う約束をしていき、徐々に接触する頻度を高めていくことができました。
もちろん、その間も慎重に行動します。とにかく、以前とは違う、また同棲しても同じ過ちを繰り返さないというイメージを持ってもらうように振舞います。
そんなA子さんを見て、B男さんもだんだんと心を開き始めます。再会してすぐのころは、よそよそしかったB男さんですが、いつからか以前のように話をしてくれるようになりまっした。
B男さんの中で、これなら、やり直せるかもと思い始めたんですね。結果、その後、何度目かのデートでB男さんとは復縁できることとなります。
別れてから約半年間かかりましたが、元どおりに戻ったのです。新しい女性がいたわけでもなかったので、それほど時間がかからず、A子さん自身の変化によって復縁に成功できたのです。
別れてから再会するまでに、しばらく期間をあけた。
その間に、別れた原因が自分にあったのだということを知ることができた。
返信はないものの、すぐに連絡が取れる状態にあった。
以前とは違う自分になるために努力を続けた。