復縁するには半年以上かかる
別れの原因はお互いの性格や個性、考え方の違い、転職・転勤といった環境の変化、別の異性の存在など様々な事が考えられますね。
そうした中で復縁を望む人の中には「一度はお互い好きになって付き合ったのだから、きっかけさえあればまたすぐに元の関係に戻れるのでは・・・」と考える人もいます。
こういったパターンで元に戻るカップルは実際にはいますが、そう簡単にはいかないケースが多いです。
相手から別れを告げられた原因がご自身側の問題点にあった場合は、そこをいかに改善し、それを相手に認めてもらう事が大きなポイントになります。
過去にも別れた事があったが「よりを戻したい」とお願いした結果、また付き合いが続いたという方もおられます。しかし、それが二回目、三回目になったとき、同じ方法が通用するでしょうか。
別れる理由は人それぞれです。最終的な決断をするまでに、相手もたくさんのことを考えます。その結果別れを決めたのです。
相手から別れを告げられた時の状態のままで、 ただ「別れたくない」「よりを戻したい」「前の関係に戻りたい」と、感情に任せて相手に連絡を取る方が多くいますが、これで元に戻れるケースは極めて少ないです。
それはあくまでも自分目線で相手に押しつけているだけなのです。客観的にというのは非常に難しいことですが、まずは、最低でも半年間は冷却期間を置き、それから相手の気持ちを考えてみることもお互いに必要なことなのです。
本当に半年たてば、状況は改善しているの?と疑問に思う人もいるでしょう。男性と女性とで、脳の作り・メカニズム・恋愛に対する感情は違います。
男性の場合、半年も経てばあなたに対する悪い感情も落ち着き、忘れ去っていくというケースが多いのです。女性は、感情をベースにして記憶するメカニズムなので、楽しい感情を味わうと次々に楽しかった彼との思い出を思い出していきます。
それに対して男性は、物事をベースにして記憶していくため、「デートで高級レストランに行ったなぁ、そういえば遊園地にも行ったことがあったなぁ」などと物事ベースでつなぎ合わせていくのです。
別れた直後は、あなたに対して嫌な感情を持っていますが、それも半年たてば、かなりの割合で色褪せゼロに近くなっていくのです。
だからこそ、半年の間は何があっても連絡してはいけません。連絡した瞬間に、別れた直後の記憶を思い出し、また、振出しに戻ってしまうからです。
連絡しなければ記憶が美化され、復縁できる可能性もあったのに、連絡をしたがために、もう二度と復縁できない状態になってしまうパターンもあるのです。絶対に半年間は連絡を取ってはいけません。くれぐれも一時の感情に負けないでくださいね。
半年後に相手との距離を測ってみる
別れた相手と寄りを戻す為には、現状の相手と自分の距離を知ることが大事です。これは物理的な意味であり、精神的な意味であり、あらゆる面での「距離」といえます。
まずそれを知ることが大切です。でも、別れてから一度も連絡をしていない・・・そんな人も多いかもしれません。相手が自分の元を去ってしまったショックで傷つくのが恐ろしく、連絡が出来ない場合もあると思います。
でも、これから復縁を目指すためにはまず、一度連絡をしてみる必要があります。もちろん、連絡といっても、いきなり復縁を迫ったり、逆に自分の元から去った恨みをぶつけたりしてはいけません。
思いっきり軽く、連絡をしてみてください。それはメールでも電話でも構いません。何気なく、自然な感じで、連絡してみるといいでしょう。
その時の、相手の出方によって、これからの作戦が変わって来るのです。 これはその為の第一歩です。連絡したことで、少なくても一時的にしろ、相手の心には少なからずこちらの存在が浮かぶはずです。
相手は嫌でも思い出したり、考えるでしょう。その時、相手は何を思うでしょうか。二人の幸せだった時間でしょうか。自分が惹かれたあなたの魅力的なところでしょうか。
それとも、残念ながらもうあなたのことを思い出すのもウンザリと思うでしょうか。今の時点では、そのどれでも構いません。まずは、自分のことを一瞬でも考えさせた、それだけで成功したと思ってください。
復縁の可能性
どれだけ復縁を望んでいても、難しい場合というのもあります。例えば、別れた後遠くに引っ越してしまい、復縁しても、また別れてしまう可能性がある場合です。
あるいは、別れた後に他の人と結婚していて、すでに子供もいるという状態などです。ヨリを戻したいと思うなら、やってできないことはないでしょうが、それなりのリスクは覚悟しましょう。
まったくはじめから付き合うということと、大きく違うのです。お互い相手のことはよく知っている、また付き合って以前とどう違うのか、それが分からなければ可能性はありません。
相手の新しい生活を奪ってまで、復縁したいと願うならば覚悟を決めてください。年齢が若ければ、まだやり直せる可能性もありますが、20代後半から30代以上になると諦めたほうがいい場合もあります。
まずは見極めること、時間がかかること、それなりに労力がかかること、最低限これだけ覚悟はしておいてください。それでもまた付き合いたい、と思えるのか。自分自身の問題なのでよく考えてみましょう。